プラセンタも生が旬

プラセンタにも、ビールのように「生」があるとご存知ですか。
生といっても胎盤そのものを飲んだり、塗ったりする訳ではありません。
生プラセンタというのは、製造過程で加熱処理がされていないプラセンタのことをいいます。

プラセンタが胎盤から生成されるということは、随分と知られるようになりました。
一般的には豚や馬のプラセンタが流通しており、サプリメントや粉末の形状で摂取します。
ただヒトプラセンタの場合は医薬品なので、病院で接種もしくは投与をされます。
プラセンタには成長因子が含まれていますので、使用すると肌の代謝が良くなり、修復された肌組織のハリや艶は格段に良くなります。
また体に有用なアミノ酸を多く含んでいますので体が疲れにくくなり、正常なホルモンバランスを保つ効果もあります。
ゆえに更年期障害や、自律神経失調症にも効能が実証されています。
生プラセンタは、この有効成分がほとんど失われていません。
熱を加えることによって逃げてしまう栄養素をそのまま保持しているので、加熱処理のものと比べ、有用成分に数十倍もの差が出るといわれています。

しかし効果が優れている反面、安全面に多大な注意が必要です。
一つには常温ではすぐに傷むことです。
冷蔵保存するものがほとんどで、管理が悪いとプラセンタの効用が消えてしまいます。
もう一つに動物由来成分だということです。
これは生プラセンタに限ったことではありませんが、臓器や血液にはリスクがある物質も含まれており、アレルギーを始めまだ解明されていない副作用が出る可能性があります。
特に生プラセンタは栄養素が損なわれない分、このアレルギー反応が顕著に表れる危険性もあるのです。
多くのメーカーはこの安全性に気を配り、生産管理がはっきりした原料を使用し、用途・用量も定めて販売しています。

使用する際にはこの注意書きによく目を通し、自分の体に合ったものを効率的に摂取したいですね。

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